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コラボレーションプロジェクト:トランスジェンダーのための快適な下着の開発について撮影


2017年度のJapanese private market research firm の報告書によれば、日本におけるLGBTに人々は約8%、そしてトランスジェンダーは0.8%となっており、2017年度の日本の人口は1億2680万人、そのうちLGBT人口は約1000万人、トランスジェンダーは100万人となる。決して少ない数ではない。

このトランスジェンダー向けに本格的で快適な下着の開発が日本でも行われ、注目されていることを知って興味を持った。

自分の体を自傷行為するほど嫌うという思い、生理のたびに肉体は女であることを思い知らされ、さらに女性用の整理ショーツを履かなければならない嫌悪感とはどのような激しい感情なのか、私はトランスジェンダーの下着開発についての記事を読んだ時に、最も心を動かされたからだ。

そして、肌に一番近いものが下着であり、そして、トランスジェンダーの人達が、体型を補正しながら快適に身に付けることができる下着がないこと、その不自由さが想像できた。

今回私が取材した、自らもトランスジェンダーであるケイトさんが開発した下着も、多くの困っている人たちの意見を聞き、細かな工夫が凝らされている。

そして、今年4月、下着はケイトさんがトランスジェンダーの人権向上を目的として企画した”チューリップデイイベントが開催され、そのステージでトランスジェンダーの方々が実際に身につけステージに登場し、お披露目された。彼らの姿は明るく、一歩未来に向かって踏み出そうとしているかのようだった。

戦後画期的な生理ナプキンの開発が、女性たちの生活を改善し、社会への進出をもたらし、生理をタブーから解き放ったたように、現在、日々体の補正で苦労し、そして暗澹たる思いに駆られているトランスジェンダーの人達の生活を大きく改善するものになれば良いと思う。

ステージで下着を身につけ披露

開発者 朝倉ケイト

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